身長を伸ばすために運動は欠かせません。
成長ホルモンの分泌が促進され、骨の成長が活発になるメリットがあるからです。
しかし、次のような運動は「デメリット」になり得ますのでご注意ください。
●過度な筋力トレーニング
負荷の高すぎる筋トレは次の2つの懸念が出てきます。
・骨の成長のための栄養が筋肉の修復に回ってしまう
・伸びしろである関節・軟骨に負担が掛かってしまう
「過度な」というのは高重量のバーベルを使うようなトレーニングです。
●消耗が激しすぎる運動
マラソンのように体力を消耗しすぎる運動も気をつけるべきです。
エネルギー消費が大きく、成長に必要な栄養が不足するおそれがあります。
また、疲労で食欲がガクンと落ちるケースもあります。
●子どもが希望しない種目
身長のためだけに特定のスポーツ(例.バスケ・バレー)を無理強いするのもNG。
練習に身が入らないだけでなく、子どものストレスともなり得ます。
ストレスは身長が伸びなくなる大きな要因のひとつです。
●カロリー制限のあるスポーツ
体操やフィギュアスケートなどで、厳しい体重管理を行うのも良いとはいえません。
栄養士さんがついていれば大丈夫かもしれませんが、自己流での極端な食事制限はNGです。
—
もしかすると、身長か競技かを選ばなくてはならないこともあるかと思います。
それでも、食事量や睡眠が少なくなりすぎないようにはしてあげてください。
しっかり体を作れるのは10代のうちだけですから。